2007年11月07日
～娘への手紙～ 「どんな子？」
「 おかあさん・・わたし 小さい頃 どんな子だった？
」
離れて暮らす娘からの 突然の質問に 即答できなかった
最近特に自覚することの多い 健忘のせいだとは認めたくはないけれど
娘の小さい頃のことを すぐに思い描けない自分自身の中に
不安と自責の気持ちが広がっていた
あなたは二番目の子供だから お産も余裕で構えていたお母さんは
夜中に陣痛が始まって産院に入ったときにはお産が始まっていて
看護婦さんたちに慌しい思いをさせ 先生に叱られたこととか・・
２歳の冬 乳児性のヒキツケを起こし
土色になった顔で横たわるあなたを抱きかかえ
裸足で雪道を走り お隣りに助けを求めた
おばあちゃんの あの日の姿だったり・・
保育園で流行した 「りんご病 」 に掛かり
普段からりんごのようなほっぺをしていたのに
更に腫れた完熟りんごのように 真っ赤で
腕や足の斑点が痛々しい あなたの姿だったり・・
七五三の宮参りに お嫁さんのようにきれいな着物を着て
初めての化粧に はっとさせられ 女の子なんだなぁ～と
しみじみ感じたこととか・・
小学四年生から始めたミニバスケットで
あなたのプレーに 一喜一憂し
一緒に笑い 共に泣いたこととか・・
バスケの練習中に指を脱臼したとの知らせを聞き
駆けつけた整形外科医院で あなたの顔を見た途端
気が抜けて涙が出ちゃったこととか・・
バスケとの両立に苦しみながら
小学校卒業まで続けることができたピアノの
最後の発表会では
あなたのピアノを弾く姿が涙でうるんで見えなかったこととか・・
小学校の卒業式では
まだ式が始まっていないのに 保護者席に就いたとたん
熱い思いが込み上げてきて
隣のお母さんに気づかれまいと平静を装ったこととか・・
自我がはっきりしてきて 口答えをし
眉も薄く 髪を染めた あなたに 戸惑った中学生の頃とか・・
進路変更して 大学進学高校に受験を決めたあなたを
応援する術が他に思いつかなくて
地元の神社に 毎晩 お参りしたこととか・・
自転車通学での帰りが遅いあなたを心配して
時計と玄関の間を 何度も往復した あの日とか・・
初めて親元を離れ一人で大学生活を送るあなたを
田舎からただただ心配する日々であったり・・
彼氏の存在を初めて知ったときの言いようのない戸惑いと
もう田舎には帰ってこないだろう・・という
子の巣立ちを心底から感じる寂しさだったり・・
お母さんの心の中には いっぱい あなたが詰まっています
「 おかあさん・・わたし 小さい頃 どんな子だった？ 」
あの時言えなかったけれど・・
私にとって・・
『 あなたは 太陽のような子でした 』
」離れて暮らす娘からの 突然の質問に 即答できなかった
最近特に自覚することの多い 健忘のせいだとは認めたくはないけれど
娘の小さい頃のことを すぐに思い描けない自分自身の中に
不安と自責の気持ちが広がっていた
あなたは二番目の子供だから お産も余裕で構えていたお母さんは
夜中に陣痛が始まって産院に入ったときにはお産が始まっていて
看護婦さんたちに慌しい思いをさせ 先生に叱られたこととか・・
２歳の冬 乳児性のヒキツケを起こし
土色になった顔で横たわるあなたを抱きかかえ
裸足で雪道を走り お隣りに助けを求めた
おばあちゃんの あの日の姿だったり・・
保育園で流行した 「りんご病 」 に掛かり
普段からりんごのようなほっぺをしていたのに
更に腫れた完熟りんごのように 真っ赤で
腕や足の斑点が痛々しい あなたの姿だったり・・
七五三の宮参りに お嫁さんのようにきれいな着物を着て
初めての化粧に はっとさせられ 女の子なんだなぁ～と
しみじみ感じたこととか・・
小学四年生から始めたミニバスケットで
あなたのプレーに 一喜一憂し
一緒に笑い 共に泣いたこととか・・
バスケの練習中に指を脱臼したとの知らせを聞き
駆けつけた整形外科医院で あなたの顔を見た途端
気が抜けて涙が出ちゃったこととか・・
バスケとの両立に苦しみながら
小学校卒業まで続けることができたピアノの
最後の発表会では
あなたのピアノを弾く姿が涙でうるんで見えなかったこととか・・
小学校の卒業式では
まだ式が始まっていないのに 保護者席に就いたとたん
熱い思いが込み上げてきて
隣のお母さんに気づかれまいと平静を装ったこととか・・
自我がはっきりしてきて 口答えをし
眉も薄く 髪を染めた あなたに 戸惑った中学生の頃とか・・
進路変更して 大学進学高校に受験を決めたあなたを
応援する術が他に思いつかなくて
地元の神社に 毎晩 お参りしたこととか・・
自転車通学での帰りが遅いあなたを心配して
時計と玄関の間を 何度も往復した あの日とか・・
初めて親元を離れ一人で大学生活を送るあなたを
田舎からただただ心配する日々であったり・・
彼氏の存在を初めて知ったときの言いようのない戸惑いと
もう田舎には帰ってこないだろう・・という
子の巣立ちを心底から感じる寂しさだったり・・
お母さんの心の中には いっぱい あなたが詰まっています
「 おかあさん・・わたし 小さい頃 どんな子だった？ 」
あの時言えなかったけれど・・
私にとって・・
『 あなたは 太陽のような子でした 』
Posted by あば at 00:53│Comments(7)
│心の風景
この記事へのコメント
母親の思いが伝わり・・・
涙が出ました。
これを、読んだ娘さんは きっと号泣されてるでしょう！
「お母さん！ありがとう」って・・・
涙が出ました。
これを、読んだ娘さんは きっと号泣されてるでしょう！
「お母さん！ありがとう」って・・・
Posted by ぽぽ
at 2007年11月07日 01:30
at 2007年11月07日 01:30沢山の素敵な思い出が
走馬燈のように蘇りますね＾＾
こうして振り返ると
子育ては長いようでアッと言う間の事のようです。
いつまでも泣いて甘えて心配して
でも太陽のように笑顔を与えてくれた娘さん☆
きっと素敵な大人の女性に育ってくれてますよ＾＾
親離れ子離れって言うけど
いつまでも親子の絆は変わらないですもんね♪
離れて暮らしてると心配も多いでしょうが
こんな素敵なお母さんに似て
絶対にいいお嬢さんに成長されてますよ＾＾
走馬燈のように蘇りますね＾＾
こうして振り返ると
子育ては長いようでアッと言う間の事のようです。
いつまでも泣いて甘えて心配して
でも太陽のように笑顔を与えてくれた娘さん☆
きっと素敵な大人の女性に育ってくれてますよ＾＾
親離れ子離れって言うけど
いつまでも親子の絆は変わらないですもんね♪
離れて暮らしてると心配も多いでしょうが
こんな素敵なお母さんに似て
絶対にいいお嬢さんに成長されてますよ＾＾
Posted by さんちゃん♪ at 2007年11月07日 01:51
at 2007年11月07日 01:51あばさん～おはようございます。
あ～あの時、この時って
自分の子供のことと重ねあって、読んでいてじん～んときました。
普段は、そんなにしみじみ感じることなんてないですが、
子供との絆を、たまには振り返ることもいいですね。
あ～あの時、この時って
自分の子供のことと重ねあって、読んでいてじん～んときました。
普段は、そんなにしみじみ感じることなんてないですが、
子供との絆を、たまには振り返ることもいいですね。
Posted by カンチ at 2007年11月07日 08:40
ぽぽさんへ
ありがとうございます
書きながら私もジ～ンと来ちゃいました （＞＿＜）。。～笑
涙もろくって・・（＾＾）
ありがとうございます
書きながら私もジ～ンと来ちゃいました （＞＿＜）。。～笑
涙もろくって・・（＾＾）
Posted by あば at 2007年11月07日 12:21
at 2007年11月07日 12:21さんちゃん♪ さんへ
誉めていただいて ありがとうございますｍ（-＿-）ｍ
ほんとにアッという間ですね！
娘には これから人生を重ねて
ステキな大人の女性になって欲しいですね！＾＾
誉めていただいて ありがとうございますｍ（-＿-）ｍ
ほんとにアッという間ですね！
娘には これから人生を重ねて
ステキな大人の女性になって欲しいですね！＾＾
Posted by あば at 2007年11月07日 12:25
at 2007年11月07日 12:25カンチさん こんにちは～＾＾
そうですね！
こうして文字にしてみると
色々とよみがえってきますね（＾＾）
たまにはいいかな？＾＾
そうですね！
こうして文字にしてみると
色々とよみがえってきますね（＾＾）
たまにはいいかな？＾＾
Posted by あば at 2007年11月07日 12:41
at 2007年11月07日 12:41｡･ﾟ･(ﾟ`д´ﾟ)･ﾟ･｡ ｳﾜｧ～ﾝ
Posted by 娘 at 2007年11月08日 12:26
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