あばの　*野の花*　日記

職場での毎日の朝礼に　欠かさないことがあります

「職場の教養」という冊子を 日替わりで順番に一人が音読し

続けて後の皆が復読します



今日は私の番です

ちょっぴり･･緊張します・・


タイトルは ＜待てない＞

ネット・携帯電話などの進歩により情報が発達し　便利でスピーディな社会にあって

人はいったい何分 「待つ」ことができるか？

イライラしてくる時間は？

という内容でした



大手時計会社 社員４００名対象のアンケートの結果


エレベーター＝３０秒

パソコンの起動＝１分

パソコンメールの返信＝３０分

レジ＝３分

通勤電車の遅れ＝５分

総合病院の診察＝３０分

恋人との待ち合わせ＝３０分


という結果を皆が確認して 朝礼を終わったのです

うん！ 詰まらず読めた～～！

声も今日はよく出ていたし・・！

ｶﾝﾍﾟｷ！！

ところが・・


朝礼が終わると 私のほうを何か言いたそうな顔で見ている人が・・・

４０代のＦ氏が一言！


「あばさんが “さんじっぷん”って何回も読むから 　吹き出しそうになった！」


「・・・？ えっ・・・？」

何のこと？　わけわからない？？



よくよく聞いてみると


“にじっぷん” 　“さんじっぷん” は おかしい！

“にじゅっぷん”　 “さんじゅっぷん” が 本当とのこと



　『 青天のヘキレキ 』　とは まさに このこと～～～～！！　









何十年（なんじゅうねん）も 生きてきて・・

ほんとに 本当ですか？？ って思ってしまいました


近くの４０代のＫ枝さんや　３０代のＹ子さんに

（ねぇ・・ほんと？　）と 問う眼差しで同意を求めてみたものの

二人とも

（うん！ほんと！）

とでも言うように 力強くうなずいてみせたのです



もう・・二の句が継げないわぁ～～


なんかショック！・・自分を否定したくないけれど・・



う～～ん・・でも 待って待って！

調べてみましょうよ～






― 以下は抜粋です ―



昔から「にじっぷん」が正式で、日常の話し言葉では「にじゅっぷん」も許容されていたに過ぎません。

「執筆」が「しゅっぴつ」でなく「しっぴつ」、「立法」が「りゅっぽう」でなく「りっぽう」であるのと同じです。

「十」のもとの字音は「ジフ」→今の発音「ジュー」→現代仮名遣い「じゅう」＞「十円(じゅうえん)」

ハ行、タ行、カ行、サ行の前ではもとの字音「ジフ」の「フ」が促音 (詰まる音) に変化します。

「十分(じっぷん)」「十手(じって)」「十戒(じっかい)」「二十世紀(にじっせいき)」

* 「十円」の「じゅう」から類推して「じゅっぷん」「じゅって」「じゅっかい」「にじゅっせいき」とするのは間違いです。





伝統的な発音は「にじっぷん」です。

しかし、この半世紀くらいの間に「にじゅっぷん」という発音が広まってきました。

（千年の伝統も５０年でひっくり返ってしまいました。）

ＮＨＫのアナウンサーは伝統的発音「にじっぷん」で原稿を読んでいます。

「にじゅっぷん」が耳慣れていらっしゃるということは、質問者様はお若いということになります。





（＾０）＝｝｝ﾎｯ！安心した・・

“にじっぷん” も “にじゅっぷん” も 間違いではないっていうことね！

ただし “にじっぷん” って発音する人は 　＜若くない！！＞　ということの

証明になってしまったのかな？ ﾊﾊﾊ～～ｯ！